UスタイダンVol.20 荒川なおこ氏 b-stile(ビースティーレ)

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テーマ

成熟した文化都市を目指して

プロフィール

浦安市在住。2000年、JR京葉線舞浜駅北口より徒歩4分のヨーロッパのヴィラを思わせる邸宅にて「ギャラリー&ペンションb-stile(ビースティーレ)」をオープン。展覧会からミュージックライブまで、様々なイベントを企画・開催している。

写真1

写真2

ビースティーレってどんなところ?

写真:対談のようす1

洋一郎:なおこさん、こんにちは!
荒川:こんにちは!
石岡:今回お話を伺うのは、ビースティーレの荒川なおこさんです。よろしくお願いいたします!
荒川:よろしくお願いします。
洋一郎:僕たちとっては、これがUスタのナビゲーターとして2017年の最初の活動になります。2010年8月にスタートしたUスタイダンも20回目。そんな機会に、浦安で文化を発信する場所として親しまれている、ビースティーレでの対談が実現しました。念願が叶って、とってもうれしいです!
荒川:ありがとうございます!
洋一郎:まず「ギャラリー&ペンションb-stile(ビースティーレ)」とは、どんなところなのかを教えてください。
荒川:そうですねえ。色んなことをやっていますので(笑)
石岡:一言では難しいですよね(笑)
洋一郎:“ギャラリー”というと美術品や手工芸作品を鑑賞する場所というイメージがありますね。
荒川:ええ。ギャラリーなんですが、それだけではなくて、音楽のライブやコンサート、サークルの発表なども受け入れています。
洋一郎:ペンション経営もされておられますよね。
荒川:はい。
石岡:舞浜のアーバンリゾートゾーン(※1)が目の前ですから、絶好のロケーションですね。
洋一郎:文化や芸術に触れたり、宿泊して非日常を満喫したり、様々な目的で利用することができる場所、それがビースティーレなのかな。
荒川:そうです!
洋一郎:なおこさんに淹れてもらったコーヒー、お洒落なギャラリー、良い気分だなあ。ゆったり寛いじゃおうかな(笑)

※1 アーバンリゾートゾーン・・・第一期埋め立て事業によりできた地区で東京ディズニーリゾートがあり、夢を感じる場所、と位置づけられた地域。浦安市で地域の特徴から、元町地域、中町地域、新町地域、アーバンリゾートゾーン、工業ゾーンという5つのゾーニングを行っている。

どうしてもやりたい!という訳では・・・

写真:対談のようす2

石岡:ビースティーレがオープンしたのはいつですか?
荒川:2000年です。
洋一郎:そういえば、僕が最初にこちらにおじゃましたのは、ケーブルテレビの番組MCとして取材でダンスを・・・
荒川:(笑)
洋一郎:そう、サルサダンスを教わりに来たんですよ!
荒川:そうでしたね(笑)
石岡:どんなきっかけでオープンすることになったのですか?
荒川:主人がデザイナーなんですが、この建物の2階にデザイン事務所を作るということになり、私も電話番ぐらいですけどお手伝いしながら、新しく仕事を始めようと思ったんです。
洋一郎:素敵!
石岡:うんうん。
荒川:自分に何が出来るのかをよく考えて、やってみたいことは沢山あるけれど“これかな”って思ったのがギャラリーだったんです。
洋一郎:なるほど~。元々芸術関係がお好きだったんですか?習い事をやっていたりとか。
荒川:子どもの頃はピアノ教室に通っていましたし、美術クラブで絵を描いていたりしていました。
洋一郎:ギャラリーの運営に関してはいかがですか?
荒川:経験という程度で、修行したことはないのですが、非常に大変な仕事だろうと。だから、どうしてもやりたい!という訳ではなかったんですよ(笑)
洋一郎:え~!そうだったんですか!
石岡:(壁に掲げられているものを指して)あそこにある美術品商と書かれたプレートがありますが、資格はいつ取得されたのですか?
荒川:ここをオープンするときに美術品を展示、販売できるようにと考えて取りました。
石岡:同時に!
洋一郎:先ほど、どうしてもやろうって感じではなかったとお話されていましたけど、やる気満々じゃないですか!な~んて(笑)
荒川&石岡:(笑)

“活きた空間”にするために

洋一郎:ギャラリーを開いて、最初にやったことは何でしたか?
荒川:展覧会をやりました。ところが、ここで何をやっているのか周りの皆さんになかなかご理解いただけなくって。知ってもらうことの難しさに直面しました。
洋一郎&石岡:ああ!
石岡:分かります。
洋一郎:周知って簡単じゃないですよね。こちらの意図を正しく広く伝えるのは本当に難しい。
荒川:試行錯誤しながら、少しずつやり方が分かってきたという感じですね。
洋一郎:まずはその世界に飛び込む。後のことはそれから考えて乗り越えるということですか?
荒川:ええ。
石岡:大変な度胸が必要ですね。
荒川:そうしてやっていく中で、周りにどんな需要や要望があるのかを調査して、色々なものを取り入れていきました。それがこの場所を“活きた空間”にするために必要なことなのかなって。
洋一郎:印象深いエピソードはありますか?
荒川:ここを始めたときに、とある団体にアドバイスをもらいに行ったんですね。
石岡:いいですね。
荒川:そうしたら、その方に「貴女のやっていることは無理なことです!」って(笑)
洋一郎:えええ!そんな~!
石岡:(笑)
荒川:あまりに、私にマーケティング的な知識がなかったのかもしれません。コンサルタントを派遣するから“地域の話”を聞くようにと言われました。
石岡:協力するために、あえて無理と言われたんですね。
荒川:そうですね。その上、お客さまにも「非常に難しいことをやっているんですよ貴女は!」って。
洋一郎&石岡:(笑)
洋一郎:ためらわずに飛び込んだからこその経験ですよね。
荒川:今では、頭をポリポリポリですよ!
洋一郎&石岡:(笑)

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