UスタイダンVol.15 龍木栄氏

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テーマ

浦安の文化を見つめてきて

プロフィール

1982年、手工芸作家の企画展、常設展を行う、ギャラリー「どんぐりころころ」を浦安駅前通りにオープンさせる。1999年、堀江フラワー通り商店会へ移転。2005年、向かいの建物に移転。2011年、どんぐり~の分室として『創始空間「路風舎」』をオープン。「路風舎」はトークショー・展示・演劇・アコースティックライブ・撮影用スタジオなど、ギャラリーやミーティングに適した貸しスペースとなっている。

Uスタイダン初!出張対談!

写真:対談のようす1

洋一郎:さあ今回は、堀江のギャラリー「どんぐりころころ」のオーナー、龍木栄さんとお喋りしていきたいと思います。七夕のライブイベントを終えて、一息ついていらっしゃるところにお邪魔しています。イベントに出演したアーティストやお客さまもいらっしゃるお店の中でお話を伺います。よろしくお願いします!
龍木:ようこそいらっしゃいました。よろしくお願いします。
石岡:Uスタイダン初の“出張対談”ですね!
洋一郎:そうだね。浦安市文化会館から外に出て収録するのは初めてだね!
龍木:ありがとうございます。
洋一郎:栄さん、Uスタに何度も足を運んでくださっていますが、もう何回くらいになりますか?
龍木:20回くらいにはなるんじゃないでしょうか。初回から通ってますからね。
石岡:いつもありがとうございます!
龍木:そう!Uスタはここから始まったのよね!
洋一郎:そうですよ!
石岡:ここがUスタの始まりの場所でもあるってことを、今回ぜひ皆さんに知っていただきたいと思っています。
洋一郎:うんうん!いっしー(石岡雅敬)企画で僕がゲストのイベントが、この場所であったんだよね。そして、公社の上原さん(※1)がチケットを買って観に来てくださって・・・。あの日がきっかけで、浦安の文化を盛り上げる新しいイベントを始めようか!という機運が高まったんだよね。

(※1)Uスタイルを主催する公益財団法人浦安市施設利用振興公社の理事長、上原章氏のこと。

「どんぐりころころ」ってどんなところ?

写真:対談のようす2

洋一郎:栄さんとお話していると、インタビューだってこと忘れちゃうね!
一同:(笑)
洋一郎:まず何からお話を伺おうか。ねえ、いっしー。
石岡:やっぱり「どんぐりころころ」とは何ぞや、からじゃないでしょうか。
洋一郎:ということで栄さん、単刀直入に「どんぐり」ってどんな場所なんでしょうか?
龍木:そうですね~。「ものづくり」をしている人たちの“場”でありたい、ということで始めました。工芸作家はもちろんですが、お二人のように音楽活動されてる方とか、発表・発信をしたいという色々な方が集まっていますね。・・・だから「どんぐり」とは何でしょうね(笑)皆さんはどう思っているのかしら?
洋一郎:一言で表すとしたら「文化の交差点」といったところでしょうか?
龍木:(ニッコリうなずく)
石岡:私がこのお店にプレゼントした「どんぐり」っていう曲に「人と人をつないで」という歌詞を入れたんですが、単に「作家さんが作品を展示する場所」という場所では終わらないんだろうと思います。
龍木:そうですね。私はここで、人と人をつなぐ役割をしているんだと思います。見に来てくださる方、求めてくださる方がいて成立することなんですけれど、作家が製作したものを、私が「どんぐり」で紹介して、皆さまの元へお届けしています。
お客さま:栄さんは、物や人を発掘する目が凄い人なのよ!だからここで大きくなっていった人たちがたくさんいるのよ!
洋一郎&石岡:お~!
洋一郎:ご意見ありがとうございます!こうやってゲスト以外に加わってもらうのは、今回の出張対談ならではだね!

“場”を作りましょう

洋一郎:さて、「どんぐり」はオープンしてどれくらいになりますか?
龍木:32年です。
洋一郎:32年。。。え~!32年ってすごい!!!
石岡:(笑)
洋一郎:ギャラリーをオープンしようと思った理由を教えてください?
龍木:開業した1982年。当時の浦安は、生活に密着したお店はたくさんありましたが、文化的なお店が少なかったんですね。特に子育て中は自由に遠くに行けませんから、生活に物足りなさを感じていました。「じゃあ、そういう“場”を作りましょう。」と軽い気持ちでお店を始めました。
洋一郎:文化やお店の経営について、専門的に学んでいらっしゃったんですか?
龍木:勉強はしてなかったですけど、街歩きがとても好きだったんです。浦安に越す前は中野区の落合にいましたから、近所の中野や高円寺、阿佐ヶ谷へ行き、お店を見て回るのが好きでした。
洋一郎:なるほど~。
龍木:学生時代は川崎に住んでいて横浜を歩いていましたし、“フラッと歩くと何かしら(文化的なものに)ぶち当たる”という環境だったんですが、浦安でそういうところが見つからなくて。。。
洋一郎:それまで自然と出会えたものが浦安にないから「私が作ってしまえば良い!」となったわけですね。
龍木&石岡:(笑)
龍木:他の理由もありました。糸のお仕事、編み物をやっていたので、それを趣味で終わらせるのではなくて実績に結び付けるために、自分の作品を作ったり置いたりする場、「工房兼ショップ」というイメージも持っていました。

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