UスタイダンVol.13 澤雪絵氏・廣澤れいこ氏

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演芸文化を取り戻そう!

洋楽好きの建築士志望

写真:対談のようす1

石岡:今回のゲストは浪曲師の澤雪絵さんです。よろしくお願いします!
澤:よろしくお願いします。
洋一郎:さっそくですが、澤さんは浦安出身ではないんですね?
澤:はい!残念ながら!
一同:(笑)
澤:岩手県出身です。浦安に住んでトータル15年近くなりますね!
洋一郎:そうなんですか!すっごく元気な澤さん、意外にも浪曲師になる前は建築設計を学んでいたということなんですが。。。
澤:はい。建築を学びたいなあと思い夜間学校へ行きました。
石岡:建築士を目指されていたということですか?
澤:はい。阪神淡路大震災が起こったとき、建築会社の事務職に就いていたんですが、建築の世界で自分を役立てられないかと思いまして。
石岡:素晴らしい志ですね。
洋一郎:その頃は浪曲をやっていたんですか?

写真:対談のようす2

澤:いいえ、全く。洋楽しか聴いていなかった上に「日本の音楽なんてちょっと…。」と敬遠してました。
洋&石岡:え~っ!
石岡:ちなみに、洋楽だとコレが好き!とか、カラオケでコレを歌う!など、お気に入りの曲やアーティストはいらっしゃいますか?
澤:インディーズ時代のマライア・キャリーですね。
洋&石岡:え~っ!!!
澤:すぐに大ブレークしちゃいましたけど(笑)
石岡:浪曲とのギャップが凄いですね!
洋一郎:マライア。しかもインディーズ時代が好きだとはマニアック!(笑)

出会いはダウンロードから

写真:対談のようす3

洋一郎:マライア・キャリーから浪曲。どうしたら興味がそこへ移るんですか?(笑)
澤:不思議ですよね、普通(笑)
石岡:経緯を教えてください!
澤:たまたま浪曲を知って、インターネットで調べたら私の師匠、澤孝子(※1)のホームページが出てきて。。。
洋一郎:師匠のHPが、なるほど。
澤:浅草に「木馬亭」という寄席があることが分かって行ったのがきっかけですね。
洋一郎:その“たまたま浪曲を知る”というのが気になりますね。新聞の求人欄で「急募!浪曲師候補」なんて出てないし(笑)街を歩けば浪曲師に当たる、そんなお気軽なものじゃないですもんね?
澤:(笑)
石岡:浪曲を知るきっかけは、どんな感じだったんですか?
澤:携帯電話で音楽をダウンロードしたんです。大阪万博の。。。
洋一郎:こんにちは~こんにちは~が出だしの。。。

写真:対談のようす4

石岡:三波春夫さんの「世界の国からこんにちは」ですね。
澤:そうです。それを当時3歳の娘に聴かせたら、すぐに覚えちゃったので「すごい!」と思って、あらためて三波春夫さんてどんな人か調べたら「元浪曲師」と書いてあったんです。
石岡:え~っ!
澤:知らないですよね?
石岡:「お客様は神様です」の名言は知ってますが(笑)洋一郎さん知ってました?
洋一郎:うん。いつだったか歌番組で「俵星玄蕃(たわぼしげんば)」という歌を歌ってらっしゃっててね。「サク、サク、サクサクサクサク」というフレーズがすっごく印象深かったな~。そのテレビを見て浪曲師でいらしたことを知ったんだよね。
澤:私もアレかっこよくて好きです!
石岡:なるほど。三波春夫さんが浪曲師だと知ったのがきっかけで、浪曲がどのようなものかを見ようと寄席に行くことになったわけですね。
澤:はい。実際、浪曲を聴いたら「自分の母国語でこんな素晴らしい芸があるのか!」と鳥肌が立っちゃっいました!

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