内田悦嗣氏(浦安市長) テーマ:新時代のアートシーンに向かって ページ2

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内田市長の趣味は・・・?

写真:対談のようす1

石岡:市長は文化・芸術で何かやっていらっしゃいますか?
市長:私の趣味、知らない?(笑)
石岡:教えてください!
市長&洋一郎:(同時に)・・・ポエム!
洋一郎:というのは知ってるんですけど、どんなきっかけで詩を書こうと思ったんですか?
市長:子どもの頃から本を読むのが大好きで、自分でも書いてみようと思ったのが最初でしたね。
洋一郎:いつ頃のことですか?
市長:高校生になって文芸評論を書いてみたいと思うようになり、高校2年生のときに文芸評論家の小林秀雄先生の本を初めて読んだところ、すごく難しくて・・・。
洋一郎:難しいかどうかというより、高校生で文芸評論を書きたいというのが、まずビックリですよ!
市長:小林秀雄先生の凄いところというのは、物を知らないと彼の言っていることが分からないということ。だから、小林秀雄先生の評論本を読むために、題材となっている本を読むことになり、次から次へと色んな本を読まざるを得なくなるという(笑)
洋一郎:本屋さんが喜びますね(笑)
石岡:私も本が好きだったので、高校生の頃に小説を書こうと思ったら、1ページも書けませんでした(笑)
市長:自分の思っていることの1パーセントを書くことができたら、政治家になることができると。
石岡:1パーセントですか!
洋一郎:言いたいことを飲み込んでる瞬間、たくさんあるよ。
一同:(笑)
市長:そのうちの1パーセントを字に起こすことができれば、作家になれると聞いたことがあります。
洋一郎:思っていることの1パーセントの、さらに1パーセント!?
市長:そのくらい、文字で人に何かを伝えることは難しいということですね。

詩、書きましょうよ!

写真:対談のようす2

石岡:私もようちゃん(洋一郎)も歌の作詞をしますが・・・
市長:猫がミャーと泣く、洋一郎君のオリジナル曲でしょう?
洋一郎:そ・れ・は・「浦安の猫実の三毛」という名曲ですよ(笑)
石岡:詩を書くというのは難しいですよね。
市長:そう。書くにはまずボキャブラリーが必要でしょう、だからどれだけ多くの知識を吸収するのかが大事。日本の場合、色を表す言葉一つとっても多様でしょう。例えば、ライトブルー、浅葱色(あさぎいろ)、水色。近い色でも、明るさや鮮やかさなど、わずかな色彩の違いでたくさんの名前が付いています。そういう文化の中で文芸を生み出さなくてはならないわけですから、難しいわけですよ。
石岡:なるほど~。
市長:同人誌の仲間に入って書いたりしていましたよ。
石岡:お~!
洋一郎:そのとき書いた作品は今、どうなっているんですか?
市長:ありますよ、家に!
洋一郎:それ見たいです!内田市長の個展、いいなあ!
石岡:ええ、ぜひ!
洋一郎:最近、作品は書いていますか?
市長:書いてないですね。読んでばかりで。
洋一郎:え~、書きたくないんですか?
市長:書きたいけれど、すっかり文章が公務員らしくなってしまいました(笑)
洋一郎&石岡:(爆笑)
市長:例えば接続語。文芸作品であれば、そんなに多くは必要とないけれど、こういう仕事をしてくると「また」とか「さらに」を使いたくなるんですよね。
洋一郎&石岡:へ~!
石岡:丁寧過ぎる文章になってしまうんですね。
市長:(笑)。
洋一郎:本がお好きで、書きたいんですから、詩、書きましょうよ!・・・でも、市長には時間がないかもしれませんね。
市長:忙しいときほど、人間、違うことやりたくなるものでしょう(笑)
石岡:ああ、分かります!
洋一郎:じゃあやっぱり、作品を発表しましょうよ。Uスタはライブパフォーマンスができる方の紹介をこれまでやってきてるんですが・・・
市長:私が即興で詩を書くということ?(笑)
石岡:(笑)。むしろ書いていただきたい!
洋一郎:今後の展開として、美術や手工芸、それこそ文学も含めた“Uスタギャラリー”をやってみたいねって話をしているんですよ。ね、いっしー。
石岡:そうですね。Uスタイダンで書道や美術に携わる方にもお話を伺っているのは、ライブパフォーマンスが難しい方とも何かやってみたい、そういう思いもあるからです。

内田市長の好きな作家は?

写真:対談のようす3

洋一郎:芸能界だと中森明菜さん、広末涼子さんだってことは存じておりますが(笑)、美術界で好きなアーティストはどなたですか?
市長:イラストレーターだと、ペーター佐藤さん、原田治さんですね。
石岡:ドーナツ店の商品パッケージやグッズで有名ですね。
洋一郎:これぞアメリカって感じのイラストだったよね!グッズ欲しくてドーナツ買ってたもん(笑)
市長:パレットクラブ系が好きなんですよ。
洋一郎:へ~!市長はポップで、カワイイ感じのイラストがお好きなんですね!
市長:南伸坊(みなみしんぼう)さんなんかも好きですよ。
洋一郎:ほっこりする感じの作品ですよね。
市長:あと長新太(ちょうしんた)さんも。
石岡:どんな方ですか?
市長:絵本や挿絵を描いている作家さんですね。
洋一郎:どんなところが好きなんですか?
市長:何とも良いです(笑)。児童文学作家の今江祥智(いまえよしとも)さんの作品に、長新太さんが描いた絵なんて、すごく好きですね。
洋一郎:どんどん作家さんの名前が出てくる!追いつけない(笑)
市長:案外、童話が好きなのかもしれません。
洋一郎:子供向けのお話や絵にも興味がおありなんですね。
市長:知り合いにお子さんが生まれると絵本をプレゼントしていますよ。加古里子さんの「カラスのパンやさん」とか・・・
石岡:ロングセラーですね。
市長:なかやみわさんの「そらまめくん」シリーズや長新太さんの絵本なんかを贈りますね。
洋一郎:素敵!
石岡:うん、うん!

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