増山徳子氏 テーマ:街中がステージを目指して ページ2

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アートマネージメントを学ぶ

増山:友達のアート活動とかを手伝っていて「アートマネージメント」※ってジャンルを知るんですよ。で、世界を見たい思いもあって99年にイギリスに芸術経営を学びに1年間留学するんですね。(※アートマネージメント:芸術の世界に、企業経営の手法を取り入れようというもので、より質の高い演劇や音楽を多くの人々が楽しめることを目的とした運営活動。芸術経営。)
石岡:じゃあ増山さんはアートマネージャー??
増山:そうそう。
石岡:そこら辺がよく解らなかった。(笑)
増山:イギリスでは映画監督やデザイナー、漫画家なども含めた沢山のアーティストに出会って。みんなそれぞれどうやって生活して行ったら良いか解らない、どうやって自分をアピールしていったらよいか解らない、芸術学校を出てもどうやって生活していったら良いか解らない。
洋一郎:そう、音大行ったら思いますよ。僕なんかも田舎で東京出て来て音楽大学に入って、でも考えてみたら東京だけでも音楽大学はいくつもあって毎年あれだけの人数が世の中に出て、音楽だけで食べていける訳がない!!
増山:そうそう。だからね、イギリスはそれが問題になっていて。失業すると行政が手当てを出してるんですね。確か週に50ポンドとか。
洋一郎:そういのはまだ良いですよ。
増山:でもそんな失業者ばかりを排出していてもしょうがないので、学校側でビジネススキルを教えますっていうコースだったのね。
石岡:じゃ純粋なアートマネージメントのコースでは無かったんですね。
増山:けどアートマネージャーはアーティストを生活させるのが重要で。色々なアーティストの生態を知ることが出来たし。
洋一郎:うんうん。
増山:でも一番勉強になったのは色々なアーティストと毎日展覧会に行くのね。みんな毎日暇だから(笑)
洋一郎:暇もあってお金があるって一番幸せだなぁ。

写真:対談のようす1

増山:毎日展覧会に出かけてアーティスト同士の地場が出来て、そのリッチな体験出来たのが良かったなぁ。
石岡:贅沢な経験ですよね。
増山:その地場で知り合ったアーティストが大英博物館の学芸員と繋がっていて、日本でお金を集めて、大英博物館で1回プロジェクトをやるんですね。
洋一郎:それは凄いですね。
増山:で、大英博物館の学芸員は「こいつはお金を持ってくる!!」って事でまた誘われて2年連続プロジェクトをやったんですよ。
石岡:かなり大きなキャリアになりますよね。
<写真:石岡雅敬>
増山:そのキャリアでフリーの仕事を始めて、鈴木昭男さん※と仕事をしたりするようなったんですよね。(※鈴木昭男さん:日本を代表するサウンド・ア−トの先駆者)
その後子供が出来て、浦安市内の子育て応援メッセの運営や企画などを行って公社と繋がって。

石岡:それで公社の制作担当になって、中華料理店で私たちに出会うんですね。増山さんのプロフィールがわかったところで、ここまで「街中がステージ」を目指してきていかがですかね??

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